「規制の監視が強化される中、Nexoは制裁協会に参加する」

Nexo joins the sanctions association amid strengthened regulatory surveillance.

規制当局の監視が引き続きWeb3エコシステム全体に及んでいる中、暗号通貨レンディングプラットフォームのNexoは、認定制裁専門家協会(ACSS)に参加し、トレーニングリソース、コネクション、データを活用することを目指します。

この協会は、金融機関、国際企業、法律事務所、公共機関、その他の企業など、さまざまな産業の制裁専門家を対象にトレーニングと認定を提供しています。

ACSSの認定は普遍的なものであり、特定の管轄区域や産業に焦点を当てていません。試験に合格した制裁専門家は、政策、デューディリジェンス、スクリーニング、コンプライアンス、調査など、幅広いスキルを持つと見なされます。

Cointelegraphと共有された発表によれば、NexoはコンプライアンススタッフにACSSの認定を求める予定であり、チームの信頼性を更に高めることとなります。Nexoのコンプライアンス責任者であるSavina Bonchevaは、暗号通貨業界が拡大し続ける中で厳格なコンプライアンス基準を維持する意向を示しています。

「ACSSとの提携により、業界で名高い機関によって支持された制裁コンプライアンスのレベルを向上させることができます。また、コンプライアンスチームの成長の機会を提供することもできます。」

増加したコンプライアンス対策は、Nexoが米国公認公認会計士協会(AICPA)の認定を取得した後に行われました。これは同社が顧客データ保護の金融業界の基準であるService and Organization Controls (SOC) 2 Type 2 Complianceの監査を完了した後のことです。

2023年2月、Nexoは米証券取引委員会(SEC)および北米証券管理者協会に対して4500万ドルの罰金を支払った後、米国での利回りのあるEarn Interest製品の終了を発表しました。

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Nexoは、SECおよび17の州証券規制機関によるEarn製品の調査を受けました。同社はSECに2250万ドルの罰金を支払い、州規制当局にも同額の罰金を支払い、調査結果を認めるも否定するもしなかった。

2022年末、同社は米国での事業展開を終了すると発表し、国内でのビジネス運営を妨げる要因として規制の不確実性を挙げました。

Nexoが世界各地のさまざまな管轄区域でコンプライアンス要件や登録を回避しようとする取り組みは、他の主要な暗号通貨取引所やサービスプロバイダーと並行して行われています。

Binance.USやCoinbaseなどもSECの注目を浴びており、証券違反の疑いがかけられています。一方で、暗号通貨取引所やプラットフォームは世界各地のさまざまな管轄区域でライセンスや許可を申請し続けています。