6月のトラッドフィETF申請の中で、GBTCの取引高が79%増加
グレースケールのビットコイン信託商品であるGBTCの取引高は、金融サービス大手2社の同様の申請とともに、資産運用会社ブラックロックが米証券取引委員会(SEC)に対してスポットビットコイン上場投資信託(ETF)の申請を行った6月において、約80%増加しました。
CCDataによると、信託の取引高は6月に4500万ドルに増加し、業界で最も取引の多い信託商品としての地位を維持し、取引高の74%を占めています。
これは、6月にInvescoやWisdomTree、そしてブラックロックなどがETFの申請を行ったこととも重なっています。
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CCDataは、「GBTCの取引高と市場シェアの急増は、基礎となる資産への肯定的なセンチメントの増加と一致しています」と述べています。
GrayscaleのETH信託(ETHE)に比べて、GBTCの取引高は大幅に上回っています。2023年6月までの間に、GBTCの取引高は3560万ドルから4500万ドルに増加し、信託商品の総取引高の74%を占めるようになりました。一方、ETHEの取引高は2023年6月に1440万ドルまで減少し、市場シェアも44.4%から23.6%に低下しました。
また、GBTCの株価は、投資資産管理会社であるFidelity InvestmentsがブラックロックのスポットビットコインETFの申請に続いて自社の申請を準備しているという報道後に、1年ぶりの高値を記録しました。
デジタルアセットスペースで広く注目されている指標であるGBTCの株価割引率も、火曜日に30%未満に下落し、2022年7月以来の水準となりました。
編集:ジェームズ・ルービン